2017年、神戸港を中継したコンテナから、強い毒もを持つ南米原産の特定外来生物のヒアリが日本で初めて見つかったというニュースを覚えてらっしゃいますか?
あれだけ騒ぎになったものの、その後を知らない・・・
まるで漫画の最終回のように「あれって最後どうなったっけ?」の感覚で終わっていませんか?
そういう事が気になるっ!
早速調べてみました。
ヒアリってどんなアリなの?
2017年に最初に報道されたのが、神戸港を経由したコンテナからヒアリが見つかったこと。
その後、神戸市中央区のポートアイランドにあるコンテナヤードで専門家によって調査され、ヒアリの個体が確認されたのでした。
殺虫剤にて緊急駆除はされましたが、別の日に採取したヒアリと似たアカカミアリという特定外来生物もされ、防除を実施。
このヒアリやアカカミアリは強い毒を持つため、生きた個体には素手で触らないよう十分な注意が必要です。特定外来生物に指定されており、ハチと同じように毒腺を持っているので針を使って毒液を注入してきます・・・
想像だけで怖いな・・・
刺されてしまうと、アレルギー反応が起きて炎症や腫れがみられ、数日後には無菌性膿疱となる。0.6%~6%でアナフィラキシーを起こし、放置すると命の危険性もあります。
過去には死亡例も報告されているようです。
もし刺されたら?
軽度の症状としては痛みやかゆみ、中度は蕁麻疹、重度にもなると数分から数十分で息苦しさや声の枯れ、めまいや激しい動悸が起こり意識を失う場合もあるほど・・・
水疱状に腫れるのが特徴。
刺された場合は20~30分程安静にし、体調の変化がないか注意しましょう。
重度の症状が見られる時は119番へ!
その際には「アリに刺されたこと」「アナフィラキシーの疑い」を伝えましょう!
その後ヒアリはどうなった?
猛毒を持つヒアリがコンテナから見つかった!
テレビでは毎日のように報道されていたのに、ある日ぱったりと情報が途絶えました。
私は神戸在住なのでよくその問題になったコンテナヤード近くへ買い物に出かけたりしていたので、注意をしてたんですよね・・・
2017年の騒動以来、神戸市などが目視捜調査、トラップ調査をした時はヒアリもアカカミアリも発見されなかったそうです。
ヒアリは寒いと活動しなくなるようで、温かくなると動き出す可能性はあるということなので、気温が高くなってくるとまた見つかる可能性はあるかもしれません。
気温が暖かくなってくるとヒアリだけでなく生き物が活動し始める季節なので、自然豊かな場所に出かける際には十分注意することが必要ですね。
直近の調査は平成30年10月の調査で、ヒアリの確認は取れていないようです。
ひとまずは安心!
普通のアリとの見分け方
ヒアリは普通のアリと見分けがつきにくいですが、肉眼でもわかる特徴もあります。
①赤っぽくツヤツヤしている。
②お尻の部分が暗めの色
③大きさは2.5㎜~6.0㎜で大きさが統一されない。
救世主はワサビ?
兵庫県立大学の橋本准教授によると、ヒアリの存在が定着した台湾でワサビの辛味成分であるアリルイソチオシアネートを入れたカプセル練りこんだワサビシートを使って防虫効果を検証したとされています。
ワサビシートありのエサと、なしのしかけにアリがどう群がるかを検証。
するとワサビシートありの方には群がらなかったという。
こうしたことから積み荷などをする際にワサビシートで覆うなどすることでヒアリの紛れ込みを防げるかもせれません。
橋本准教授はっ世界中でヒアリの拡大防止に役立ててもらえるよう、技術開発を急ぎたいと話しているようです。
ワサビの辛味がヒアリを寄せ付けない!これってヒアリだけなのかしら・・・
例のアカカミアリには効かないのかな・・・
そこが謎です。橋本准教授に聞いてみたい!
【論文発表】猛毒ヒアリ、ワサビに勝てず 実態突き止めるhttps://t.co/O4kJUDfjQP
ワサビシートで積み荷などを覆うことでヒアリの紛れ込みを防ぎ、他国に拡散させるリスクを下げられる可能性があるという。 pic.twitter.com/gL9MpaObqO
— ライブドアニュース (@livedoornews) 2019年3月1日
Twitterより引用
ヒアリを見つけたら!
ヒアリかな?と思ったらまずは相談を!
☎0570-046-110
IP電話からは06-7634-7300(一般電話)
受付曜日:月水金土日祝(12/29~1/3は除く)
受付時間9:00~17:00