毎朝私は朝の情報番組のスッキリ!を見ているのですが、今朝の番組でコメンテーターのロバートキャンベルさんが、今回の新元号令和についての説明が素晴らしすぎて彼の事を詳しく知りたい!と思いました。
新元号「令和」についてのインタビューです。
聞いた瞬間の思い、そして元号の持つ国を超えて共有される言葉の持つイメージとは。「国書か漢籍か、超えた元号」
朝日新聞デジタル https://t.co/OoJmM7Of3F #令和— ロバートキャンベル official (@osamu1969) 2019年4月1日
Twitterより引用
ロバートキャンベルさんについて
アメリカ合衆国出身の日本文学者で、知っているところでは朝のスッキリ!にコメンテーターとして出演されています。
東京大学の名誉教授であり、国文学研究資料館館長でもあります。
YouTubeより引用
日本人より日本の事を詳しく勉強されていて、日本人である自分が恥ずかしくなるほどこの国を愛されています。もうお話を聞いていると日本への愛が溢れている!
外国の方で日本が好きな方達って魂ごと日本への愛が溢れているのがすごいんですよね。
ヨーロッパの日本アニメ好きとか、黒沢監督の作品も日本人よりも観ている人ってほんとコアですよね。
今朝ロバート·キャンベル氏が
「万葉集」の細かな説明をしていて、感心して見ていた。
そういえば、二年程前完成した日光東照宮の陽明門の補修工事監督はイギリス人の方。
日本人が日本のことを頼れる外人。日本人より日本を知る外人。
しかし、本当に日本は愛されている
♪.•*¨*•.¸¸♬#万葉集— 釋尼響流 (@castlecapacity) 2019年4月2日
Twitterより引用
お顔つきや物腰の柔らかさから感じ取れるのですが、出身はアイルランド系のアメリカ人。
カリフォルニア大学バークレー校を卒業後ハーバード大学東アジア言語文化学を学ばれ博士号を取得されているキレッキレの頭の持ち主なんですね!
また彼は同性愛者であり、20年近く同性のパートナーがいることをブログでカミングアウト。カミングアウト後は『空気が少し軽くなった』と。
YouTubeより引用
日本中の同性愛者や、何か事情があって前に進めない人々への心に響くカミングアウトになったと私も感じました。
まだまだ偏見を持つ人も多い中、このカミングアウトに勇気を持たれた方もいるのではないでしょうか。
また日本では同性同士の結婚が認められないため、2017年にアメリカで籍を入れています。
お相手の方は日本人の男性です。
まだまだ日本は同性愛についての理解が乏しい国・・・
理解できない人にわかってもらう必要もなければ、そもそも認めて欲しいとも思っていない。
そんな気持ちになられたのではないでしょうか。
ただ、全国の同性愛者に勇気と希望を与えたことについては間違いありませんよね!
スッキリ!での令和解説
今回の新元号である令和の由来について、万葉集にある梅の歌、32首の序文にある
「初春の令月にして気淑く風和ぎ 梅は鏡前の粉を披き、蘭は珮後の香を薫らす」からとられています。
この意味って分かりますか?
安倍首相の言葉では、人々が美しくこころを寄せ合う中で、文化が生まれ育つという意味が令和に込められているとおっしゃっていました。
いわば世界に一つだけの花ということ。ありのままの自分でいれば、それぞれの花を咲かせることができるという想い。
これを聞いたキャンベル氏はこう思ったそうです。
噛めば噛むほど味が出る言葉
日本人が8世紀頃に実際に見た風景やカラダで感じた春の風。
光を言葉にしたことを、これからの私たちの時代に重ねたことが素晴らしい発想!と絶賛したのです。
「令和」ぱっと見で「和せしむ」と読み世の中が平和になるよう仕向けること、平和に「させる」心で感心もしたが、万葉集「梅花歌」序の季節感あふれる取り合わせだと分かり再度合点。文選「仲春令月、時和気清」(張衡「帰田賦」)へのオマージュを含めてナイスチョイス。と言って、和せしむもいいなと
— ロバート キャンベル (@rcampbelltokyo) 2019年4月1日
Twitterより引用
梅香の歌32首は、大伴旅人が大宰府の自邸に九州の役人を呼び大伴旅人が、梅見の会を切らいた時に詠まれた歌であり、序文にはその状況が書かれているんです。
皆が集まってつらい冬を超え、暖かい春を感じた時の素直な気持ちを描いているという内容。
この内容に対しキャンベル氏は、誰にでもイメージできる喜びを表しているので、共感しやすく、日本が発信できるイメージとしてとても良いと太鼓判!
万葉集からとった今回の新元号。
万葉集は世界中でも、古い国民の歌であり声として伝わったものを記したもの。
日本人の生の声を大切にする口承性を考えると万葉集を典拠としたことは素晴らしい選択だ!とおっしゃるキャンベルさんこそ、そこに気づくことができる日本人より日本人なんだと思います。
私たち日本人も、これから始まる新しい令和の時代を個性豊かに、そして穏やかに過ごしていきたいですよね♪