アップルウォッチが届かない!
ふるさと納税の返礼品である電化製品が届かないといクレームで騒ぎになっている福岡県直方市(のおがたし)。
同市は昨年12月限定でふるさと納税の返礼品である電化製品の発送遅延が発生していると発表しました。
直方市の返礼品内容
2018年12月限定で返礼品とした追加されたのが、アップルウォッチやバルミューダ製のトースター。
寄附受付の段階では、1か月以内に発送としていたものが、ふるさと納税者から『いつまで経っても届かない!』とクレーム。
4月8日の時点で約1,300件も未発送だということがわかりました。
返礼品として、アップルウォッチやバルミューダ製のトースターが設定されている時点で人気が出て応募が殺到することは予測できなかったのでしょうか?
バルミューダ製のトースター。
人気の商品で税別22,900円と高額。
カラーもブラック、ホワイト、グレー、ショコラと4色あり、すごくスタイリッシュ!
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Instagramより引用
バルミューダのHPは➡コチラ
そんな商品が返礼品のリストにあると、普通に購入するより納税して手に入れる方が賢い入手法なのは間違いありません。
直方市の謝罪会見で
この返礼品遅延について直方市は謝罪会見をしたのですが、ことの説明などをされたのが副市長である女性でした。
三原ゆかり副市長。
涙をこぼしながら、信頼を裏切って申し訳ないと会見されていました。
直方市のふるさと納税は、2017年度は3,000万円ほどだったのが、電化製品を返礼品として加えた2018年は約15億円と大幅に急増しているのです。
この遅延に関して、500件近くのクレームが寄せられており、発送の目途の立たない対象者には商品券を発送することとしています。
アップルウォッチやトースター目的としていた方にとっては、商品でなく商品券で返ってくる。
Instagramより引用(商品参考まで)
私だけかもしれないのですが、こういう謝罪会見って市長がしないのかな?と疑問がわいて・・・
直方市の市長ってどんな方なんだろうと思いHPを見てみました。
福岡県直方市の市長は?
直方市は福岡県の北部に位置し、人口は6,000万人弱の市になります。
気になる市長は壬生隆明(みぶたかあき)市長。
直方市のHPに市長の部屋があったので開いてみました。
➡こちら
なんとこの壬生市長、弁護士の資格も持たれています。
公務し支障がないということですが、この度の謝罪会見にも出られておらず副市長が謝罪しているのを拝見すると、よほどお忙しいのか体調が悪いのかどちらかなのかなあ・・・なんて思ってしまいました。
ふるさと納税の在り方
ふるさと納税の返礼品ってそもそも、その地域の名産、特産品を返礼品としてあげられているかと思います。
そうしないと意味がないし、その地域のカラーや歴史も背景にあるから。
しかしいつの間にか人気のある電化製品を返戻金の商品になってきて、しかもそんな地域が増えているんですね。欲しいなと思うような電化製品をターゲットにして納税して欲しいのがバレバレ・・・
野田聖子総務相が、ふるさと納税の制度を見直しことも表明されていました。
返礼品の調達額が、寄附額の30%を超え、地場産品以外も取り扱う市町村が増えているから・・・
今回の件からも、見直しが厳しくなることでしょうね。
〇返礼品の電化製品、発送が間に合ってない対象者には商品券に。
〇謝罪会見に副市長が謝罪。
〇今後のふるさと納税の在り方の改正を予定。