大マゼラン雲って聞いたことがありますか?
大マゼラン雲って?
宇宙や天体観測が好きな方だとすぐお分かりかと思います。
大マゼラン雲とはかじき座からテーブルさん座にかけて位置する銀河のことで、日本からは見る事が出来ないもの・・・
〈大マゼラン雲〉
かじき座からテーブルさん座にかけて位置する銀河。南天にあるため日本から見ることはできないのですが、南半球に住む人々には有史以前から知られていたそうです(´ー`).。*・゚゚#1日1天体 #大マゼラン雲 pic.twitter.com/8hf6PPGltE— メガスター・ジャーニー公式🗼 (@megastarjourney) 2018年3月15日
Twitterより引用
これが南半球でしか見る事ができなくて、ぼんやりとした雲のように見えるというのです。
太陽系から約16万光年と離れたところにあるこの大マゼラン雲。
今回フランスのアマチュア天文学者5名が協力し合い、その写真を撮影することができたんです♪
どうやって撮ったの?
それぞれが16分割した写真を撮影し、ひとつに合体させたというもの。
その画素数204メガピクセル!
メガピクセルとは100万ピクセルのことで、デジタル画像の情報の最小単位である画素がピクセルが、1枚の画像につき100万個使われているということ。
これは画素数が多ければ多いほど解像度の高い写真を撮影することができます。最近ではスマホでもPixel3など、もはやカメラが独立のものとして必要のないほどの性能があるものが出てきています。
この204メガピクセルの画素数で撮られた写真の撮影にかかった時間も合計1,060時間にもなるということでした。
それぞれ自前の機材で撮影したようで、この撮影に成功した5名の天文学者たちはチリのEISauce観測所でリモコン操作できる160㎜のアポクロマート屈折望遠鏡とMoravianのCCDカメラを所持してとのこと。
それらの機材を駆使して2018年から2019年までの数か月を費やし、620GBものデータを撮影してきました。
その上更に画像処理に数百時間という時間をかけて、やっとこの奇跡の1枚を完成させる事ができたと言います。
ついコンピュータ・グラフィックと間違いそうな #大マゼラン雲 の写真。主に南半球で、肉眼でも見えます。
The spectacular Large Magellanic Cloud – https://t.co/IMRYJ1GUmN via @Shareaholic pic.twitter.com/fFSchzM1aP
— ペンタとスピカ (@ModulationWheel) 2018年12月5日
Twitterより引用
宇宙の神秘・・・
南半球でしか見る事ができないのは残念ですが、やっぱり果てしない宇宙は私にとってはロマンそのもの。
肉眼で見えるので、古くは原始時代の頃から知られていたと言われてているのですが、そう考えると更なるロマンを感じます。
1060時間の長時間露光で撮った大マゼラン雲の美麗写真 https://t.co/T2E4PlGsjt pic.twitter.com/7X82UtiBvN
— ギズモード・ジャパン @gizmodojapan) 2019年4月21日
Twitterより引用
こうやって未知なる宇宙の事を身近に感じられるのいうのは、天文学者や関係者の地道な努力の上にあるということがわかります。
いくら文明が発展しても、まだまだ宇宙は果てしない!
されに興味のわく分野です。